アレクサのある生活 おひとりさま編
アレクサの楽しい活用をご紹介したいなと勝手に本を執筆していたのですが、書きたいことを書いたところで、編集が面倒になってしまい、ほったらかしになってました汗
第1章に書いていた小説調の仮想人物の暮らしをこちらに書いてみます。
アレクサの言葉がわかりやすいようアンダーラインを引いています。
また、アレクサに関係するところは下線を引いています。
https://gyazo.com/40deef3b4829cfb50f29b1caaee9746d
1ー5 おひとりさま ゆうこさん
ふう、さっぱりした〜。
仕事帰りにコンビニに立ち寄って買ったビールを開けて、風呂上がりの1杯を楽しんでいた。
風呂では、脱衣所に置いたアレクサにヒーリングミュージックを流してもらいながらぬるめの湯にゆっくりつかって今日の疲れを癒したところだ。
ヒカルくん、なかなか頑張っていて、営業センスもあるなあ。私も教えられることを全部教えてあげよう。
会社の部下で、今日一緒に取引先を回って指導したヒカルはなかなか根性があるタイプだった。
それにしても疲れた。足を棒にしてあちこち挨拶に回ったのだ。
気づくと時計は9時、アレクサが、「ゆうこさん、今日もおつかれさま。がんばりましたね。」と労いの言葉をかけてくれ、高原の自然音が流れ出した。
同時に部屋の照明が消え、代わりに木漏れ日のような光の間接照明が点灯して、とてもいい雰囲気だ。
お気に入りのエッセンシャルオイルをディフューズして目を閉じると、いい香りと鳥の囀りが五感を刺激し、まるで高原に1人で佇んでいるよう。
買ったばかりの自立式ハンモックに座り、足も布にしまって、足裏をマッサージする。
後頭部までハンモックの布で包むと、ゆらゆら心地よい。
https://gyazo.com/0f270b2afa302dd93023459f28fda942
先週末は、友人のまりと一緒に新幹線にのって、高原のリゾートホテルで羽を伸ばしてきたところだった。
普段はなかなか手の出ない価格帯のリッチなホテルだったが、普段頑張っている自分への格別のご褒美のつもりで奮発した。
時間がゆったり流れ、鳥のさえずりが聞こえ、湿った木の香りがなんとも心地よかった。
ホテル内は、静かにクラシックが流れ、家具や調度品、洋書がセンス良く置かれ、とてもラグジュアリーな雰囲気で、自然と人工物が共存する見事なリゾートだった。
梅雨時期の今は一年で1番の閑散期らしく、広大な施設を貸切状態で利用できた。
誰もいないプールで泳ぎ、拭きあげられ、水滴1つ落ちていないシャワースペースで体を洗い、いくつもの温泉湯船に次々と浸かり、露天風呂で空を見上げるのは、 贅沢の極みで、まりとともに、非日常な空間、時間を満喫した。
欲張りな私はそこで終わらない。沢山のヒントを持ち帰り、こうして自宅で再現したのだった。
背中にはマッサージ付きクッション、足には空気圧でむくみをとってくれるフットマッサージャー。
天井には間接照明で映し出した波のような青い光がゆらいでいる。
アレクサのほか、少しずつ買い集めた癒し器具たちで、ワンルームには、完全な癒し空間が出来上がっていた。
今日の充電タイムはおわり。これで明日も頑張れる!
明日は、ここ1ヶ月もかけて準備してきた大事な会議が開催される。
企画運営を任され、さらにその会議の場でトップにプレゼンするのだ。
大丈夫。私ならできる。
「アレクサ、寝るね」そういうとすべての電気が消えた。
ベットに入り、「アレクサ、リラックスヨガ」そういうと、「これからヨガニドラを始めます。」
ベットの中で寝たままできる静かなヨガをしながら瞑想しているうちに、いつのまにか眠りについていた。
(参照記事)